宮本比陽子さん、坂井美穂さんがGOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2025にて入選しました

2025/11/12
  • 電気電子情報工学専攻
  • 機械工学専攻
SAKAI-Miho

受賞者
宮本 比陽子さん(理工学研究科機械工学専攻)
坂井 美穂さん(理工学研究科電気電子情報工学専攻)

指導教員
蘆澤 雄亮 教授(デザイン工学部)(宮本)
益子 宗 教授(デザイン工学部)(坂井)

大会名
GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2025

賞名

入選

発表題目
DANDY PORTER KAKU CROSS

作品について
本プロジェクトは産学連携授業を発端としています。7週間にわたり実施されたこの授業の中で、私たちは「かご台車がダサいのは当たり前なのか?」というコンセプトを掲げ、家具のような佇まいをまとったかご台車を提案しました。この結果、花岡車輌社内で本提案を実現化したいという声が最も大きかったことから、実製品としての開発がスタートしました。かご台車はただ物を運ぶだけの業務用というイメージが強いですが、私達が提案したのは、店舗什器にも、個室ブースにもなる、一台多用途でかっこいいカゴ台車です。「かご台車がダサいのは当たり前なのか」という問いから生まれた、新しい体験価値を生むデザインを目指しました。国際物流総合展に出展し、現在発売に向け準備中です。

受賞の感想
学生生活の中で、約2年間にわたり一つの製品と真摯に向き合うのは初めての経験でした。日々「どうすればより良くなるのか」「何を目指すべきか」を考えながら試行錯誤を重ね、見た目や用途、名称に至るまで細部にこだわり抜いたこの一台は、私にとっての自信作です。今回の受賞によって、その努力が形として認められたことを大変嬉しく思います。一台多用途なこの製品が、ユーザーの皆さまの手によってさまざまな使い方や新しい体験価値を生み出し、その可能性をさらに広げていってもらえたら嬉しいです。(宮本)

このプロジェクトは学部3年次に始動し、約2年間にわたって取り組んできました。試行錯誤や葛藤を重ねる中で、大きな達成感や喜び、そして数多くの学びを得ることができました。その過程で「デザインとは何か」という問いに対して、より深い理解と新たな視点を得ることができ、個人としても大きく成長できたと実感しています。今回、このような形で私たちの努力が評価されたことを心から嬉しく思います。そして今後、この製品がさまざまな人の発想や想いと結びつき、新たな可能性を切り拓くきっかけとなることを願っています。(坂井)