大岡飛翔さんが2025年度資源・素材関係学協会合同秋季大会にて若手ポスター発表賞を受賞

2025/09/11
  • 材料工学専攻

受賞者
大岡 飛翔さん(材料工学専攻)

指導教員

新井 剛 教授(工学部)

学会・大会名

資源・素材2025(札幌) -2025年度資源・素材関係学協会合同秋季大会-


賞名
若手ポスター発表賞

発表題目

高性能イオン交換体を用いたモバイル型レアメタル回収システム開発 (4)試作モバイル型回収装置を用いた高速吸着・溶離挙動と耐久性の基礎評価
OOOKATsubasa

研究目的

めっき工場からの排水処理を想定したモバイル型レアメタル回収システムに用いる自製イオン交換体の構造最適化、通液速度を変化させたカラム試験によるカラム操作条件の検討、高サイクルカラム試験による自製イオン交換体の耐久性および繰り返し特性の評価を行いました。


研究内容

めっき工場から排出される排水には多くの有価金属が含まれており、再資源化及び環境負荷低減の観点からも高効率な除去技術の確立が課題となっています。また従来の回収システムは装置が大型であることなどから、運用に際して多くの制約があります。そこで自製したイオン交換体を用いた高効率な回収と環境負荷低減を目的に、最適なカラム操作条件の検討および回収装置の開発を行っています。

今後の展望

本研究の成果より、本回収システムに用いる装置の課題点が示されました。このことから今後はカラム操作条件の更なる検討のほか、回収装置の設計・試運転により実用化を目指していきます。