越阪部奈緒美教授が2025年 飯島藤十郎記念食品化学振興財団・食品科学賞を受賞

2026/04/28
  • システム理工学部
  • 生命科学科

受賞者
越阪部 奈緒美 教授(システム理工学部)

大会名

2025年 飯島藤十郎記念食品化学振興財団


賞名
2025年 飯島藤十郎記念食品化学振興財団・食品科学賞

発表題目
感覚栄養学の創生
―ポリフェノールの苦味・渋味と生体調節機能の関連性解明-
osakabe-iijima
この度は、公益財団法人 飯島藤十郎記念食品科学振興財団 2023年度の栄誉ある「飯島藤十郎食品科学賞」を賜りました。食品産業の発展と食生活の向上に対する多大な社会貢献として長年食品研究を助成してこられた飯島財団の事業の一環として、私を食品科学賞受賞者として選んでいただいたことを大変光栄に存じ、その重責に身の引き締まる思いです 。今回の受賞テーマである「感覚栄養学」は、医薬品と食品の最も異なる点である「官能特性」に着目し、食の感覚刺激が神経系を介して生体調節に及ぼすことを示したものです。私の研究はポリフェノールを主軸としたものではありますが、味・匂い・触感といった「食感覚」が恒常性の維持増進に深く関与していることの一端を明らかにできたことは、研究者として大変幸運なことであると感じております。この度の受賞は、決して私一人の力で成し得たものではございません。これまで苦楽を共にしてきた共同研究者の先生方、そして日々情熱を持って実験に励んでくれた学生の皆さんの真摯な努力、また、研究に没頭する私を常に傍らで支え、温かく見守ってくれた家族があったからこそ、受賞という栄誉に恵まれました。今後、立場を変えることにはなりますが、この感覚栄養学という領域をさらに深化させ、次世代へと繋げていくとともに、科学的エビデンスに基づいた食の提案を通じて、「健康寿命の延伸」に真に貢献できるよう、一層の精進を重ねて参る所存です 。