半田洋久さんがせんだいデザインリーグ2025 卒業設計日本一決定戦にて特別賞を受賞
2025/03/19
- 建築学部
受賞者
半田 洋久 さん(建築学部)
指導教員
原田 真宏 教授(建築学部)
大会名
せんだいデザインリーグ2025 卒業設計日本一決定戦
賞名
特別賞
発表題目
、ヒトがいる、モノがある、暮らしがある、ー場所の再調整、仲間との実装の経過報告。令和6年能登半島地震被災地、黒島地区からー
作品パネル
作品パネル
作品について
能登半島地震被災地の輪島市門前町黒島地区で行った活動の記録を、「卒業研究(設計)」として提出させていただきました。具体的には、一般社団法人湊という現地の事業者の方と協力し、被災した物件を改修/整備する設計/プロジェクトです。 連続的な流れがあり、その断面として、決まり切っていないことを、そのままお見せするようなものになってしまいました。しかし、それは現時点で決めきれない物事に対して、「留保」を設計したということもできました。こうした視点は、資本の上に立つ建築という前提があると、中々身近ではない行為です。 能登に身を投じる中で、そんな資本とは離れた価値観の中で復興を考えたことによって、私の価値観や考え方も大きな変容を遂げました。そういう意味では、非常に独特な提案になったかもしれませんが、それは全て能登が僕に学ばせてくれたことです。
今後の展望
建築を学ぶものとして、目の前の人を幸せにすることはもちろん、社会をよくするためにどんなことができるのか/何をすべきなのか、どういう責任が建築家にはあるのか、最も根本的な問いが浮かび上がりました。この経験から、真摯にこれからの活動/制作に取り組もうと思います。

