長谷川亮太さんが超知性ネットワーキングに関する分野横断型研究会にて優秀ポスター発表賞を受賞

2025/01/08
  • システム理工学専攻
  

受賞者
長谷川 亮太さん( システム理工学専攻 2年

指導教員

山崎 託 准教授(電子情報システム学科)

学会・大会名
超知性ネットワーキングに関する分野横断型研究会(RISING2024)

賞名
優秀ポスター発表

発表題目
日和見的連合学習における端末性能差を考慮した実機実験(2024年11月発表)

hasegawa

研究目的
近年、AI技術に関する処理が可能な高性能なモバイル端末が普及しており、AIにおける学習処理を端末間で協力して行う連合学習が注目されています。連合学習では、データを共有せずに互いの学習結果のみを共有してAIモデルを更新でき、様々なAIタスクへの活用が期待されています。しかし、実際の環境では、多様なAIタスクの混在、端末性能の非均質性、保持するデータの不均衡などが考えられます。そのため、各AIタスクの学習を進めるためには、適切な資源割当が必要となります。

研究内容
本研究では、端末の性能やタスクへの興味、学習への参加状況から、学習に協力可能な端末を柔軟に抽出し、それらの端末が協調して学習を行うシステムを提案して、実機実装しました。これにより、複数のAIタスクの学習を同時並行で効率的に進めることができます。


今後の展望
今回いただいた優秀ポスター発表賞は、本研究会に参加している実行委員の方々や参加者からの投票によって選んでいただいた賞であると伺いました。今後は、今回の実験結果を基に、ユーザの目的やAIタスクの特性を考慮した端末抽出のアルゴリズムを検討していきたいと考えております。