川島瑞貴さん、曽根麻舟さんが2024年度冬季HCD研究発表会にて優秀ポスター賞を受賞
2024/12/23
- デザイン工学部
研究目的
効果的なMR (Mixed Reality)学習システムの検討を目標とし、立体図形の切断問題をテーマに研究を進めています。学習者の空間認識能力レベルごとに、立体図形の切断状態の理解促進にどうように貢献するかを検討し、MR空間にプロトタイプを作成・評価し、MRだからこそできる実物よりもわかりやすい教材を目指しました。
研究内容
現在使用されているタブレットや実物の教材を用いた場合とMR教材を用いたときの違いを検討・考察し、空間図形の切断問題をMRで提示、操作できるプロトタイプを作成しました。実際に中学生、高校生に操作、評価してもらい、MRのプロトタイプが有効であることが確認できました。学習者の空間認識能力レベルごとに考察、改善を重ね、MR教材の学習効果を実験的に示すことができました。
今後の展望
MRを活用した学習支援ツールが、数学の学習に有効であることを示すことができたことから、理科や社会などさらに幅広い分野へ応用し、既存の教材やサービスでは理解が難しい部分を補完する新たな学習ツールの開発も目指していきたいです。