御園玲央さんが日本音響学会第151回(2024年春季)研究発表会にて学生優秀発表賞を受賞
2024/09/13
- 電気電子情報工学専攻
研究目的
夏に交通騒音測定を行うとき、セミの鳴き声が入ると録音の邪魔になります。そこで、セミの鳴き声による騒音影響を明らかにするために、セミ1匹当たりの鳴き声の周波数特性について研究しています。
研究内容
本研究では、防音箱の自由音場にミンミンゼミを入れて鳴き声を測定して、雑音のない正確な鳴き声の周波数特性を音素ごとに分析しました。ミンミンゼミの鳴き声「ミンミン」から「ミ」音と「ン」音を抽出して、73匹分の鳴き声のピーク周波数の統計分析を行いました。
交通騒音測定データへのセミの鳴き声の影響評価に役立つことが期待されます。また、セミは小型生物なので、超音波領域でも鳴き声を発していると考えられます。超音波領域の周波数特性も正確に測定することで小学生の自由研究に貢献したいと考えています。