植松大さんが第23回日本再生医療学会総会にて優秀演題賞を受賞
2024/08/28
- 生命科学科
免疫細胞のマクロファージは様々な表現型に可逆的に分極することが知られています。分極の評価として従来用いられてきた方法は細胞に侵襲的なものであるため,経時的な評価ができません。当研究室ではディッシュ上の細胞を非侵襲的に分極評価が可能なシステムを開発しました。本研究では、本手法が基材の表面形状と硬さに対するマクロファージの挙動の評価に応用可能であるかを明らかにすることを目指しました。
研究内容
表面形状と硬さを段階的に変化させた培養基材を作製して,作製した基材上で細胞を培養し、細胞の分極の評価を行いました。当研究室で開発したシステムは、表面形状と硬さを変化させた基材上の細胞にも応用が可能であることが明らかになりました。
今後の展望
マクロファージの表現型の同定は生体材料の生体適合性の評価に必要です。本手法を用いることで生体適合性や治癒効果の高い生体材料の開発に貢献できると考えています。