朝火龍之介さんが2024 IEEE International Symposium on Medical Measurements and ApplicationsにてIEEE MeMeA 2024 Student Travel Grantを受賞
2024/07/04
- システム理工学専攻
乳幼児期の摘まみ動作に代表される精緻な手指運動は子供の発達に深く関わるとされており、定量的かつ無干渉的に評価する方法が求められる。本研究ではこのコンセプト実現を目標に、接触抵抗式トモグラフィ型触覚センサを用いた子供の摘まみ動作の分類を行い、その実現可能性を確認した。
研究内容
5歳児を対象に、6種類の摘まみ動作の分類を行った。この結果、触覚センサにより計測された電圧データを用いて、およそ6割の精度で摘まみ方を分類出来ることを示した。本結果はこのコンセプトの実現可能性を示し、今後の精緻な手指運動センシングの基礎になり得る可能性がある。
今後の展望
本研究成果は以下の分野に役立つ可能性がある。
1.乳幼児の発達評価デバイス
2.子供用道具デザインの新しい評価法
3.教育用玩具(知育玩具)への応用