菅野優花さんが第123回福祉情報工学研究会にてWIT学生研究奨励賞を受賞
2024/04/02
- 電気電子情報工学専攻
研究目的
本研究では、買い物や調理などの調理プロセスにおける視覚障害者の困りごと情報を面的に収集してデータベース化しています。困りごと情報を広く情報システムの研究開発者や支援ボランティアに公開することで、ユニバーサルデザイン(UD)に関わる研究開発者の裾野を広げると共に支援システム開発においてエンジニアの発想を拡大することが目的です。
研究内容
本発表ではこれまで障害者支援に関わってこなかったエンジニアをUDに注目させ、意識を高めてUD開発側に引き込むための情報提示方法について検討しました。具体的には消費行動プロセスモデルであるSIPSモデルに沿った情報提示を提案しました。また、視覚障害者支援の動機付けタイプの分類モデルを作成しました。
今後の展望
今後は視覚障害者支援の動機付けタイプの分類モデルやSIPSモデルに沿った情報提示を検討していきます。それをデータベースとしてインターネット上に公開することで視覚障害者支援に興味を持つ人を増やしていきたいと考えています。