國米雫さんが経営情報学会第19回学生研究論文発表会にて最優秀賞を受賞

2024/03/26
  • 電子情報システム学科

受賞者
國米 雫さん(電子情報システム学科4年)

指導教員
後藤 裕介 准教授(電子情報システム学科)

学会・大会名
経営情報学会第19回学生研究論文発表会

賞名
最優秀賞

発表題目
データ融合によって効率化されたペルソナ分析に基づく商圏分析手法の開発

kunigome

研究目的

本研究では、サービスや事業を営む企業が所有する購買履歴データや、サービス顧客の価値観を調査したアンケートデータ、商圏における顧客の位置情報を含む合成人口データを融合することで、需要のある顧客像とそれら顧客の人数・所在地の推測を目的としています。



研究内容

顧客の属性や性格を推測する研究は多く存在しますが、詳細な顧客像の推測や定量的に存在する人数や所在地を推測できていないことが課題です。そこで企業が保有するデータとアンケートデータを融合することで、顧客の属性情報だけでなく価値観を含むペルソナ(顧客像)を作成し、合成人口データを掛け合わせることで商圏内における人数や所在地の推測を行いました。


今後の展望

本研究の一部は、さいたま市研究開発人材高度化タスクフォース事業を活用して実施しました。ソフトウェア開発を行う株式会社リバティ・CO・クリエーションの協力を得て、実際の宅配型クリーニング店に開発手法を適用しました。その結果、開発手法は既存のものより時間とコストを削減でき迅速に市場全体の傾向を理解しやすくなることからビジネス上の応用可能性も高いものとなりました。