菊地啓太さんが電子情報通信学会2023年度第3回光ファイバ応用技術研究会にて学生ポスター奨励賞を受賞
2024/01/24
- 情報通信工学科
分布型光ファイバセンシング技術「ブリルアン光相関領域反射計(BOCDR)」において、光学系の変更なしに空間分解能を正確に見積もる手法を提案する。
研究内容
従来、BOCDRの空間分解能を見積もるためには、変調された光源の出力スペクトルを光領域で評価する必要があった。その際、光学系に変更を加える必要があるとともに、空間分解能の推定精度が低いという課題があった。そこで本研究では、レイリー散乱光のスペクトルを電気領域で評価することにより、光学系の変更なしに、高い精度で空間分解能を見積る手法を提案し、その有用性を実験的に示した。
今後の展望
本成果は、BOCDRの利便性の向上につながるため、実用化・製品化を後押しすると期待される。