鹿目結希さんがSfRBM-SFRRI 2023にてSFRR Asia Travel Awardを受賞

2023/12/14
  • システム理工学専攻

受賞者
鹿目 結希 さん(システム理工学専攻 2年)

指導教員
福井 浩二 教授(生命科学科)

学会名
SfRBM-SFRRI 2023

賞名
SFRR Asia Travel Award

発表題目
Development of a detection method for urinary trace components as a new renal function evaluation
(尿中微量成分を用いた新規腎機能評価法の開発)

SfRBM-kanome
研究目的

これまで、腎機能を評価する方法としては血中のクレアチニンや無機リン、尿素窒素を測定する方法が用いられてきた。我々は、少量の尿から今後腎機能の低下を引き起こすであろう物質を検知できないかを試みた。

 
研究内容
尿中から比較的安価で扱いが容易な分析機器である高速液体クロマトグラフィ(HPLC)で、腎機能が従来の指標ではそれほど悪化していない段階でも、インドキシル硫酸値が有意に上昇していたことを見出した。

 
今後の展望
今後は、尿からの検出感度をより高めることで、非侵襲的(傷つけたり、負荷をかけない)手法で安価で容易、かつこれまでよりも早期に腎機能を評価できる分析技術の確立を目指す。