情報通信工学科概要

情報通信ネットワーク、ソフトウェア、デバイス、メディアの技術を体系的に学修
情報通信ネットワーク技術、モバイル・ワイヤレス通信技術、ソフトウェア技術、ヒューマンインタフェース技術、生体通信技術、電子技術(エレクトロニクス)、光技術(フォトニクス)などを活用して情報を処理・伝達するさまざまな方法についてバランスよく学習します。

研究分野・領域

情報通信ネットワーク系
モバイル・ワイヤレス技術、メディア通信ネットワーク技術、耐災害ネットワーク技術、自動運転支援通信技術、セキュリティ技術
情報通信ハードウェア系
光通信技術(光ファイバ、信号伝送)、ワイヤレス通信技術(アンテナ・高周波回路)、無線電力伝送技術
ソフトウェア・データ解析系
AI(人工知能)応用、センサ・音響・画像情報の解析による周辺環境認識、情報システムの設計法、プログラミング
ヒューマンインターフェース系
ブレイン・コンピュータ・インターフェース技術、音響技術、センシングとIoTによるスマートホーム支援技術、嗅覚向けディスプレイ技術
テキスト
テキスト
テキスト
テキスト

学びのキーワード

  • IoT
  • 5G無線通信
  • 自動運転支援
  • 生体通信技術(ブレイン-コンピュータ・インタフェース)
  • ヒューマン・コンピュータ・インタラクション
  • 音響システム
  • データマイニング
  • 人工知能応用
  • セキュリティ
  • 耐災害ネットワーク
  • 無線電力伝送
  • アンテナ
  • 光通信
  • 光計測
  • センサ

教員・研究者

教育研究上の目的・理念・ポリシー

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教育研究上の目的
情報通信技術をもって、持続的な社会の構築に貢献できる人材を育成することを目的とする。特に、産業と技術革新の基盤づくりを牽引できる人材の育成に重点を置く。
ディプロマ・ポリシー
報通信工学科は、「幅広い視野と情報通信工学の高度な専門知識を通して社会に貢献する意欲をもつ人材の育成」を教育の根幹とし、それを実現することを意図したカリキュラム(教育課程)を編成しています。さらに、グローバルな思考をもって組織で活躍できる能力を身につけることを目的として、工学者に求められるコミュニケーション能力とリーダーシップを身につける教育プログラムを展開しています。卒業までに以下に挙げることを身につけ、卒業要件を満たしたものに学位を授与します。

・社会の発展に貢献してきた情報通信工学を学ぶことで工学者としての広い視点と豊かな人格を養い、これからの情報通信工学をさらに応用・発展させていくための基礎的な学力および専門領域を超えて問題を探求する姿勢を身につけます。
・信号伝送、信号処理、ネットワーク、移動体通信、情報解析など多岐にわたる領域からなる広義の情報通信工学の原理と本質を体系的に理解し、課題を解決する能力を身につけます。
・情報通信工学におけるハードウェアおよびソフトウェアからの両アプローチを複合的に駆使して、情報通信技術が社会に与える影響を考慮しつつ、制約条件がある中で技術的課題を解決する方法を身につけます。

学修の成果は、試験、課題レポート、口頭試問、プレゼンテーション、および卒業論文により評価します。
カリキュラム・ポリシー
情報通信工学科では、以下の教育を行ないます。

・広く実社会に貢献できる工学者としての人格と教養を身につける基礎教育
・情報通信工学の社会の発展への関わりについての理解に基づいた専門教育
・グローバル思考を養うための各種授業科目からなる教育プログラム全体を通して、大学・学部の理念に沿った人材教育

情報通信工学は、無線や光などによる情報伝達の原理、それを具現化する装置・回路、情報伝達の効率・品質・信頼性を高める通信・ネットワークの方式、情報の送り手と受け手であるコンピュータでの情報処理の方式など、ハードウェアおよびソフトウェアの複合的手法を用いて情報通信を高度化する学問です。音響工学、センサ工学、生体工学なども広い意味での情報通信工学と密接に関わっており、関連の専門科目が配当されています。 1 年次では各専門分野に共通する基礎知識やスキルの修得を目指します。 2 年次では、各専門分野の基礎となる初歩的な専門科目を修得し、より高度な専門科目の学修に備えます。 3 年次は、相対的に専門の選択必修科目などの割合が増え、学生が各自志向する専門領域に重点を置いた学びを促します。これらの専門科目は、研究室での個別指導による 4 年次の卒業研究へとつながり、カリキュラムとして完結します。
ディプロマ・ポリシーの学修・教育到達目標に掲げる知識とスキルを修得するため、講義科目で原理と理論を学んだ上で、演習科目を中心としたアクティブ・ラーニングにより理解を深めます。さらに 1 年次から3 年次にかけて、プログラミングや実験などの体験型科目を通して実用スキルを学びます。 4 年次の卒業研究は、 3 年次までの学修成果を応用するプロブレム・ベース・ラーニング(PBL)に位置づけられます。
希望学生は、グローバル人材に成長するための動機付けとして、海外の協定大学の学生と共に短期PBLプログラムに参加できます。これらの授業の学修成果は、各授業が重視する学修・教育到達目標の項目に応じて、記述試験、口頭試問、プレゼンテーションもしくは課題レポートにより評価し、学修成果が一定のレベルに達した際に単位を付与します。
アドミッション・ポリシー
情報通信工学科は、情報通信技術を学び、その知識と技能を活かして、豊かで安全・安心な社会の実現に貢献できる人材を育成することを目標に掲げており、そのような学科の教育目標に応えることのできる以下のような能力をもった学生を求めています。

•数学、物理、化学の原理の本質を理解した上でそれを発展的に応用できる力をもち、さらに外国語のリーディング・ライティング・ヒアリングの力をバランスよく高度に修得している人[知識・技能]
•本質の理解を伴った確かな知識を用いて、物事を多面的に見ながら総合的に判断し、一定の結論を引き出せる人[思考力・判断力]
•考えていることを、相手の知識・背景・立場に応じてわかり易く、論理的に伝えることができる人[表現力]
•技術の動向や身の周りで起きている現象に関心をもち、それらに対して多くの人と協働しながら世の中をより良くしたいという意欲にあふれる人[協働・態度]

芝浦工業大学および工学部の理念に共感し、情報通信工学科に入学を希望する人は、高等学校等において以下の能力を身につけておくことが望まれます。
(1)高等学校等の課程で学ぶ知識・技能(特に外国語、数学、理科)
(2)思考力・判断力・表現力等の能力
(3)主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ能力

本学科においては、上記の能力を総合的・多面的に評価するため、以下の入学者選抜を実施します。なお、評価の重みづけ(配点等)は、各選抜方式の要項を参照してください。
•前期日程、英語資格・検定試験利用方式、後期日程、全学統一日程では、(1)を重視するとともに、記述試験により(2)を評価します。
•大学入学共通テスト利用方式(前期・後期)では、多科目の合計点により(1)の総合的な能力を重視した評価を行います。
•学校推薦型入学者選抜では、調査書により(1)(2)を評価し、面接により(1)(2)(3)を総合的に評価します。
•特別入学者選抜、学士入学者選抜、編入学者選抜では、筆記試験、外部検定試験等により(1)(2)を評価し、面接により(1)(2)(3)を総合的に評価します。

学科データ

取得できる学位 学士(工学)
就学キャンパス 1・2年次/大宮  3・4年次/豊洲
人数
教員数 こちらから
入学定員数 104名
学生数 こちらから
大学院進学者数 34名(他大学院を含む)

その他データ

入学者推移(人)
  2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
入学者 111 109 117 128 98
男女比率 104:7 103:6 105:12 113:15 81:17

関連リンク