2022年度予算概要

1.2022年度当初予算の概要

本法人は、創立100周年を迎える2027年に『我が国の理工学系私学としてトップの社会的評価を得る』という中長期目標を掲げ、教職員一丸となって改革に取り組んでいます。財政面では、学校法人が持続的かつ健全性をもって発展するための盤石な財務基盤の維持、向上を図ることが重要であり、今期予算も戦略事業への支援と将来の投資に備えた内部留保の充実の両立に努め、教育研究活動の維持向上、学生支援、施設設備整備等を重点とした予算編成を行いました。

2.資金収支予算

資金収支予算は、前年度(2021年度補正予算、以下同じ)比119億6千万円減の371億9千万円です。主要な科目の詳細については以下をご参照ください。
 
1.学生生徒等納付金収入は、前年度比2億9千万円増の165億7千万円としました。学生数は大学・ 大学院、附属中高、柏中高を併せて約1万1千9百人を想定しています。
2.手数料収入は、前年度並みの10億7千万円としています。
3.補助金収入は前年度比約5千万円増の25億3千万円を計上しています。経常費補助金のほか、スー パーグローバル大学創成支援事業、高等教育の修学支援制度等の補助金収入を計上しています。
4.付随事業・収益事業収入は、受託事業収入の保守的計上により前年度比約2億9千万円減の3億4千 万円となっています。学生寮の寮費や公開講座に係る収入も含まれています。
5.その他の収入には、各キャンパス施設設備更新工事費、借入金返済費など、各種支払い財源の取崩し を計上しています。豊洲キャンパス本部棟建設費の減少を踏まえ、前年度比56億4千万円減の 60億6千万円を計上しました。
6.人件費支出は前年度比9千万円減の87億6千万円を計上しました。本務教員・職員数や退職者数が 前年比減となっています。
7.教育研究経費支出・管理経費支出は合計で前年度比2億9千万円増の80億1千万円を計上しました。 教学部門予算、事務部門予算ともに圧縮は継続していますが、コロナ禍の終息を前提とした予算の計 上や豊洲本部棟運用開始に伴う経費の増加がありました。
8.施設・設備関係支出は前年度比100億9千万円減の53億5千万円となっています。豊洲キャンパ ス本部棟建設・設備備品費、各キャンパス教育研究用機器・設備装置の更新などが主な支出です。効 率的・効果的な予算配分の見地から、優先度を勘案し計上しています。
9.資産運用支出は44億2千万円を計上しています。施設設備等維持更新財源、100周年記念事業資 金や将来の奨学金の財源などを中心に引当特定資産として積立を実施していす。
10.以上により、翌年度繰越支払資金は93億7千万円となり、前年度比約3億6千万円の減少を想定 しています。

3.事業活動収支予算

1.教育活動収入は前年度並み、支出は豊洲本部棟の完成に伴う施設設備の減価償却が開始されること等 により前年度比9億9千万円の増となった結果、教育活動収支差額は18億円となりました。教育活 動外収支差額は△4千万円、また特別収支差額は2億3千万円となった結果、基本金組入前当年度収 支差額は19億円となりました。
2.基本金組入額は前年度比3億円減の57億9千万円です。豊洲キャンパス本部棟に係る組入れを始め とする施設設備関係資産取得分46億8千万円、過去の固定資産の取得に係る2022年度の借入金 返済分6億1千万円、100周年記念事業のための先行組入れ5億円などを計上しました。
3.以上の結果、当年度収支差額は、前年度比5億9千万円減の38億9千万円の支出超過を想定してい ます。
4.なお、減価償却額は、教育研究経費・管理経費合算で、27億2千万円を計上しています。
お問い合わせ芝浦工業大学
財務課
〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5(豊洲キャンパス本部棟14階)
TEL 03-5859-7250 / FAX 03-5859-7251
E-mail zaimu@ow.shibaura-it.ac.jp