日米の学生が「かわいい」ロボットの開発・感性評価をオンラインで実施

2020/07/30
  • グローバル

米デポー大学と共同で、異文化理解を深めるPBL

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芝浦工業大学はデポー大学(アメリカ)と共同で、6月1日から7月17日の間、オンラインでPBL(Project Based Learning)を行いました。
バーチャル空間上にかわいいロボットを開発・比較評価し、異文化同士の学生が違いに理解を深める内容です。

このPBLはSIT総合研究所 大倉典子特任教授を中心として、デポー大学のHiroko Chiba教授、Dave Berque副学長、芝浦工業大学の情報工学科 菅谷みどり教授、Peeraya Sripian助教、産業技術総合研究所のTipporn Laohakangvalvit特別研究員が指導し、実施。
芝浦工業大学からは大学院博士課程の学生1名、修士課程の学生3名の計4名、デポー大学からは学部生4名が参加しました。

バーチャルスペースでロボットのデモを行い、感性評価の結果をまとめて討論

日米4名ずつのチームに分かれた学生達は、連日SlackやZoomなどを用いて情報交換。バーチャルスペースを作成し、そこでロボットを動かすデモを行いました。
教員と学生はそのバーチャルスペースやロボットに対して、「かわいい」などの形容詞対を用いて感性評価を行い、各チームはその評価結果をまとめて理由などについて討論しました。
日本時間の毎週水曜日には、全体のミーティングをZoomで定期的に行ったほか、6月22日には大阪大学の入戸野宏先生の特別講演も行われました。
image5Team A (A station with robots)
image7Team B (Toyosu Campus of Shibaura Institute of Technology with robots)

成果は今後の国際共同研究に活用

PBL終了後のミーティングでは日米の学生から、「貴重な体験ができた」「このような状況下で実施されたプロジェクトに、エネルギーをもらった」「素晴らしい機会に参加させてくださり、ありがとうございます」との声が寄せられました。

指導した教員からは、「コロナ禍により対面して行う予定が変更したにもかかわらず、バーチャル空間に転じたプログラムを再構成し、予定通り PBL を成功させたことは大変貴重な経験。ぜひ今後につなげたい」との希望が寄せられました。

なおこのPBLは大学院の授業「基盤システム特論」とも連動したプログラムです。
プログラムの成果は共同研究に活用するほか、来年度も実施する予定とのことです。

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