市川晃生さんが公益社団法人日本セラミックス協会2019年年会において年会優秀ポスター発表賞「優秀賞」を受賞

【受賞者】市川 晃生 さん(応用化学専攻2年【受賞時】)
【指導教員】大石 知司 教授(応用化学科)
【学会・大会名(正式名称)】公益社団法人日本セラミックス協会2019年年会
【賞名】年会優秀ポスター発表賞 優秀賞
【発表題目】ポリシラザン塗布および光照射を利用してPET上に形成した高ガスバリア性SiO2低温形成膜の耐熱特性

近年、薄い・軽い・曲げられるといった高機能デバイスの開発が活発です。柔軟性・軽量性・汎用性に優れるPETフィルムはガラス代替基板として期待されるが、水蒸気や酸素に対するガスバリア特性や耐熱性が低いため電子デバイスに適用できない欠点を持ちます。本研究では、簡便な溶液塗布法と光照射を用いたPETフィルム上への緻密薄膜低温形成法の開発と、そのガスバリア特性・耐熱特性の評価を目的として研究しました。

飲料容器など幅広い用途で使用されているPETは耐熱性が低く、120℃を超える熱が加わると透明性が著しく低下します。開発手法によってPETフィルム上に緻密な薄膜が低温形成でき、水蒸気に対するガスバリア性が大きく向上しました。さらに、形成膜によって透明性の低下が抑制され、耐熱性も同時に付与させることに成功しました。

安価で汎用性に優れるPETですが、その耐熱性の低さから高温加熱処理のある工程の材料には使用できない点がネックでした。本研究で得られた手法により、高ガスバリア性・高耐熱性PETフィルムの用途が更に広がることを期待しています。

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