殖栗健太さんが日本化学会関東支部茨城地区研究交流会において奨励賞を受賞

【受賞者】殖栗 健太 さん(応用化学専攻2年)
【指導教員】大石 知司 教授(応用化学科)
【学会・大会名(正式名称)】日本化学会関東支部茨城地区研究交流会
【賞名】奨励賞
【発表題目】光アシストゾルゲル法によるWO3薄膜の低温形成とフレキシブルH2センサーへの応用

WO3薄膜は新たな水素感応膜として注目を集めていますが、成膜に高温での焼結を伴うことが一般的です。そのた め、現状は成膜可能な基板が耐熱性の高い基板に限定されています。そこで私は、光照射ゾルゲル法という手法を 用いてWO3薄膜の低温形成を試みました。この手法は焼結に代えて紫外線照射を利用するため、耐熱性の低い基板 上にWO3薄膜を展開可能です。本研究では、非耐熱性基板上に低温形成したWO3薄膜の水素感応性の評価を行いまし た。

本研究で基板として採用したPETフィルムは、PETボトルの材料であるポリエチレンテレフタラートをフィルム化し たものであり、優れた柔軟性を示します。その上にWO3薄膜を低温形成することで、フレキシブル性と水素感応性 に優れた水素センサーの開発に成功しました。

水素は爆発性を有しているため、漏洩を検知するセンサー無しでは、エネルギー資源として実用化することができ ません。可燃性ガスである水素を検知するセンサーには、長期的な信頼性が求められており、安定性の評価が今後 の課題です。

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