12月21日、豊洲キャンパスで「日本学術会議 科学と社会委員会 市民と科学の対話分科会」主催のサイエンスカフェ「自動運転へのチャレンジ」が開催されました。会場は、定員の40名を超え満員となりました。

水田剛氏

はじめに、文部科学省科学技術・学術政策局研究開発基盤課研究基盤整備係長の水田剛氏より「自動運転は現在、社会的にも関心が高く、国としても推進していきたいという意向であり、学術界と産業界、科学技術と社会のニーズのそれぞれを汲みながら取り組んでいただきたい」との挨拶がありました。

最初のスピーカーとして永井正夫氏(日本自動車研究所 代表理事・研究所長)が登壇し、自動運転の技術開発の歴史の紹介から、自動運転の導入によって解決できる課題のほか、実現に向けて残る課題など、自動運転技術の現状と展望について分かりやすく話がありました。

次に廣瀬敏也准教授(芝浦工業大学機械機能工学科)が登壇。廣瀬准教授は、国連の自動車の安全基準の制定に関わる委員会で活動しており、ブレーキやハンドリングなどにおける自動運転の安全基準についての国際的な議論を紹介しました。
またこれに関連し、「自動運転から手動運転への切り替え時におけるドライバーの姿勢が運転特性に及ぼす影響」の研究についても紹介しました。

 遠藤 薫氏(学習院大学教授)からは、技術的側面ではなく社会学的なアプローチからの話があり、アンケート調査を解析した結果から、世界各国の考え方の違いから見た自動運転の導入のあり方について問題提起が行われました。

会場も交えたディスカッションでは、ファシリテータを務めた大倉典子教授(芝浦工業大学情報工学科)も交え、安全性の確保、コネクテッドカーとの関連、人との調和など、これからの自動運転技術のあり方について盛んな議論が行われました。最後に永井氏から、「大変おもしろい研究であり、意義もあるものなので、ぜひ自動運転技術の研究を積極的にやってほしい」と若い研究者・学生に向けたメッセージが送られ、盛会のうちに終了しました。

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