稲積真哉准教授がGEOMATE 2018において Best Paper Award を受賞

【受賞者】稲積真哉(土木工学科)准教授
【学会・大会名(正式名称)】GEOMATE 2018 (The 8th International Conference on Geotechnique, Construction Materials and Environment)
【賞名】Best Paper Award
【発表題目】Development of metal-insolubilizing material on soil contaminated with heavy metals using chemical and mineral analysis

稲積真哉准教授(土木工学科)の共著論文が、GEOMATE 2018 (The 8th International Conference on Geotechnique, Construction Materials and Environment) において Best Paper Award を受賞しました。

土壌汚染は、我々が日常的に生活・利用している土壌および土壌内に存在する地下水が有害な化学的物質を含有することで、人々の健康や生活環境および生態系に対して悪影響を及ぼす恐れがある状態に陥ることである。近年では、人為的な開発に関係のない土壌内に有害物質である重金属イオンが存在する場合があり、自然由来の重金属含有土壌および岩石による土壌汚染が顕在化している。そこで、平成22年に実施された法改正では汚染土壌の対策・規制の範囲が従来の「人為的な開発による汚染土壌」に加え、「自然由来の汚染土壌を含む」と改正された。したがって、建設工事を遂行するにあたり自然由来の土壌汚染に遭遇した場合には、不溶化処理や掘削除去で代表される土壌汚染対策が必要である。

本研究の一連では汚染土の処理工法のひとつである不溶化処理の高度化に着目し、新たな不溶化材の開発に着手している。受賞した本論文は開発した新たな不溶化材について、重金属の不溶化効果に関する溶出試験を実施し、汚染土壌中の重金属の不溶化効果とともに不溶化機構を化学・鉱物学的に解明している。

重金属類は分解不可能であり、また土粒子との相互作用が強いため除去することは容易でない。そのため、掘削除去以外の土壌汚染対策法として、不溶化処理は数少ない選択肢の一つである。信頼性の高い不溶化技術は土壌汚染対策に止まることなく、一般・産業廃棄物の処理・処分にも応用できる可能性を秘めている。

Best Paper Award 表彰状
GEOMATE 2018

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