~合言葉は「ないものは、自分でつくればいい。」 技術を活用した斬新なビジネスモデル案に、称賛と支援の声があがる~

芝浦工業大学(東京都港区/学長 村上雅人)が主催する「Shibaura Business Model Competition」の最終審査発表会が、芝浦工業大学芝浦キャンパスにて3月11日(日)に開催され、各賞の審査・発表が行われました。同コンペティションは、工学マネジメント研究科(MOT)を有する芝浦工業大学が、培われた技術力を価値化する技術経営能力の体現を目的に、TIS株式会社(東京都新宿区/代表取締役社長 桑野徹)、株式会社エスアイテック(東京都江東区/代表取締役社長 鈴見健夫)、飯田グループホールディングス株式会社(東京都新宿区/代表取締役社長 西河洋一)、株式会社イトーキ(大阪府/代表取締役社長 平井嘉朗)の共催および各社の後援のもとに実施しているイベントで、「ないものは、自分でつくればいい。」をコンセプトに、日常生活で困っていること、社会で未解決の問題などに関して技術を活かしたビジネスアイデアを競い合うもので、今回が2回目の開催となります。

受賞者・審査員で記念撮影
受賞者・審査員で記念撮影

コンペティションは、全般(学生・大学院生を含む)を対象とした「一般部門」、学生・大学院生を対象とした「学生部門」からなり、「一般部門」では販売計画や収支計画も含めた事業計画までを提案します。テーマは基本的に自由ですが、設けられた技術シーズ(機械・制御・メカトロニクス、ロボット、電気・電子・エレクトロニクス、エネルギー・環境、材料・化学、マイクロナノ、社会・建築・土木、情報・通信、自動車、デザイン、ライフサイエンス、医療・福祉)または共催企業のシーズを参考にした提案を歓迎しています。
最終審査発表会では、「一般部門」全33組のエントリーを勝ち抜いた12チームが、最優秀賞の50万円をはじめ、各賞(優秀賞25万円、企業賞10万円、敢闘賞5万円)を競い、最終発表に臨みました。また、「学生部門」は全16組のエントリーから7チームが残り、ポスター発表の上、それぞれ学生賞3万円を獲得しました。
なお、「一般部門」においては10分間のプレゼンテーションと3分間の質疑応答の後、7名の審査員が厳正に審査。「学生部門」は各チームが研究成果をポスター展示し、来場者の投票によって、最終結果を競い合いました。
特徴的だったのは、「学生部門」、「一般部門」ともに、外国人留学生からの発表があったこと。これは、芝浦工業大学のグローバル化の証とも言えます。
 

【動画】最終審査発表会の様子

斬新なアイデアを具現化を踏まえたビジネスモデルへと昇華

最終審査発表会は13:00より、芝浦工業大学の村上雅人学長の「開会の辞」で幕を開け、実行委員会の企画実行統括を務める芝浦工業大学 工学マネジメント研究科の林隆一教授が、本コンペティションの取り組みと意義について説明。続いて、「一般部門」の12チームがプレゼンテーションを行いました。最終審査に残ったチームだけに、いずれのチームも斬新なアイデアを具現化可能なビジネスモデルへと昇華させており、熱のこもったプレゼンテーションに、審査員からも活発な質疑が飛んでいました。
「一般部門」のプレゼンテーションが終わり、審査員による最終審査の時間を利用して、エレベーターホール前に掲示された「学生部門」のポスター発表の時間となりました。どのチームの発表も、学生にしかできない独創的なアイデアにあふれ、同時に学生とは思えない具体性を秘めていました。
表彰式の前には、協賛企業であるTIS株式会社のインキュベーションセンターに所属する天野善仁様が、同社のインキュベーション事業を紹介。企業が「新しいビジネスモデルを広く門戸を開けて求めていること」を発表者一同実感し、目を輝かせていました。
 

医療・福祉をテーマにしたチーム「田町ハイボール」が最優秀賞を受賞

プログラムの審査発表・表彰式。まずは、「学生部門」から発表。7チーム全員が登壇すると、会場は拍手の渦に巻かれました。
続いて「一般部門」では、敢闘賞5チーム、企業賞3チーム、優秀賞2チーム、最優秀賞1チームの発表が行われ、賞状・盾・賞金表彰が手渡されました。
見事、最優秀賞に輝いたのは、学資留学により芝浦工業大学大学院で学ぶ、チーム「田町ハイボール」。発表内容は、「健康寿命増進のための、筋力測定システムリース事業」で、平均寿命と自立した生活ができる健康寿命のギャップを縮めることを目的に、歩行能力測定システムのリース事業を展開しようというビジネスモデル。民間介護保険の普及促進を踏まえて、保険会社をチャネルにトレーニングジムなどに設置するという具体性が高く評価されました。
審査員の1人であるTIS 株式会社の姥谷幸一インキュベーションセンター長 からは、
「ビジネスモデルとして必要な要素が備わっており、自社の取り組みともマッチしている。是非、一緒に取り組みたい」とのコメントもありました。
また、受賞者の面々は喜びを次のようにコメントしました。
「チーム名の通り、田町界隈の居酒屋でハイボールを飲みながら、活発に議論した甲斐がありました。賞金をいただけたら打ち上げをしようと軽い気持ちで応募しましたが、予想以上の評価と金額をいただいて、いまはただ驚いています」
「それぞれ企業に所属したまま大学院に通っているので、本格的なビジネスにするのには躊躇いもありますが、チャンスはありそうなので、皆で話し合いたいと思います」
表彰式後に行われた懇親会でも、多くの関心が寄せられたといいます。
2回目となった今回のShibaura Business Model Competition。参加者たちはこのコンペ期間中、技術の力で世の中にどう貢献するか、そしてビジネスにするかを徹底的に考える時間となりました。今後、芝浦工業大学としても、技術の開発だけでなく、それを企業などと連携しながら社会に還元していくため、産学連携および技術経営教育を継続していく方針です。
 

今年新設された「学生部門」には留学生も参加
今年新設された「学生部門」には留学生も参加
和やかな雰囲気での表彰式
和やかな雰囲気での表彰式
各チーム15分与えられた発表の様子
各チーム15分与えられた発表の様子
最優秀賞を獲得した「田町ハイボール」チーム
最優秀賞を獲得した「田町ハイボール」チーム

主催 / 共催 / 後援

【主催】芝浦工業大学


【共催】飯田グループホールディングス株式会社、TIS株式会社、株式会社イトーキ、芝浦工業大学事業法人株式会社エスアイテック


【後援】株式会社朝日新聞社、株式会社日刊工業新聞社、株式会社リクルートキャリア、東京東信用金庫、東京商工会議所


お問い合わせ先

芝浦工業大学
企画広報課

〒108-8548 東京都港区芝浦3-9-14(芝浦キャンパス 2階)
TEL:03-6722-2900/FAX:03-6722-2901
E-mail:koho@ow.shibaura-it.ac.jp