海外留学をサポート「Shibaura Overseas Supporters」

学生プロジェクト団体「Shibaura Overseas Supporters」が、豊洲のグローバルラーニングコモンズにて学長を交えた留学報告会を実施しました。

「Shibaura Overseas Supporters」は、大学内の留学促進、留学サポートを目的として活動している団体で、メンバー全員が留学経験者。学内で、海外留学説明会や座談会を自主的に開催しています。今後、それぞれの留学経験をまとめたパンフレットを作成し、来年度以降新入生に向けて配付予定です。

竹内文郎さん(通信工学科4年)オーストラリアインターンシップ:2016/03/20~17/02

 休学して、オーストラリアに3ヶ月海外インターンシップに行きました。大学では通信やITネットワークについて学んでいますが、全く違うことをやってみようと思い、インテリアデザインの企業に。英語を学んでいる身ということもあって最初は簡単なことしかできませんでしたが、専門分野をいかして積極的に提案を行い、最終的にはVRを使用しお客様に新しいインテリアを見せる仕事を任せていただけました。
英語ももちろん上達しましたが、相手に分かってもらうためには自分の意見をきちんと主張する、自分の理解度を示すことが大切だと学び、大変実りのある留学となりました。全く違うことに挑戦しても、学ぶことは沢山あります。今後も、新しいことに挑戦するときはその中で自分なりの楽しさを見つけていきたいです。4月からIT関係の会社で働きますが、就職後も海外に出たいです。

古谷幸一さん(材料工学専攻2年)ドイツ留学(Saarland University:2016/09-2017/02)

 ドイツに研究留学に行きました。ドイツでは、研究室で所持している機械や装置を、学生自身で組み立てたり直したりできることに驚きを感じました。また、主張の仕方も異なりましたね。アメリカや、多くの国では結論が先ですが、ドイツでは理論が先。文化の違いは研究スタイルにも現れていると感じました。研究留学ではありますが、異文化での体験は今後新しいことに挑戦する際にも役立つと感じました。
また、海外の学生は、自分の研究以外にもいわゆるリベラルアーツなどさまざまなことに興味を持っているんだなって。教養が素地としてあって、その上で研究の話ができるなと思いました。

金丸真奈美さん(電気電子情報工学専攻2年)スウェーデン留学(Royal Institute of Technology(KTH):2017/03-09)

 半年間スウェーデンの研究室に研究留学に。視覚障害の方の歩行支援について研究しました。前半は授業も受けさせていただきましたが、異なる分野だったこともあり、勉強していたつもりでも自分の語彙力の少なさや専門用語の難しさを痛感しました。授業も、何となく内容は分かるけど細かいところが理解できなくて初めは大変でした。
学生が、授業を中断して質問をする姿勢にも驚きました(笑)自分もその輪の中に入れるよう意識し、最終的には学生から出た質問に自分が意見を返せるように。コミュニケーション能力はつきましたね。研究室の教授がインド人の方であったこともあり、話者によらずに英語を理解できるようになったと感じます。

山崎匠さん(環境システム学科4年)アメリカ留学(Winona State University:2015/08-2016/07)

 環境問題に興味があり、日本人がなるべくいない大学を探し、1年間休学してウィノナ州立大学に正規転入生として留学しました。
アメリカの生活では、無駄遣いの多さに驚いてしまいました。たとえば、暖房をガンガンにいれて、暑くなったら暖房を止めずに窓を開けるんです。温暖化を止めたいという気持ちがありますが、「もったいない」に該当する英語が無い。文化の違い、概念の違いから難しさを感じてしまいます。
また、日本にいたときは、先進国で何でもトップだと思っていたけど、そうではない。場合によっては遅れていることもある。それに日本人は気付いていないかもしれません。 

大塚友彰さん(機械工学専攻2年)スウェーデン留学(Royal Institute of Technology(KTH):2016/08-2017/03)

 もともと、スウェーデンに10ヶ月留学、タンザニアに2ヶ月インターンシップに行く予定でしたが、もっと現実を知りたいという思いからタンザニアに半年行くことに。現地では多くの発見がありました。エネルギー問題を解決したいと思っても、さまざまなアプローチがあるんです。たとえば現地では政治不安を抱えていたりと、大きな発電所をつくるだけが一番の解決策では無いんだなと。インターンを経て、「エンジニアとして、現地の人とコミュニケーションをとりながら実践的に問題を解決していきたい」と考えるようになりました。


村上学長は、「 "Go abroad, see the world" と普段言っているのは、授業で聞いただけでは分からないことがあるので、自分から興味を持って学ぶ意欲を持って欲しいから。理工系に進む人は視野を広く持つことが大事。昔は自分の研究だけ行っていれば良いと言われていたが、今理系の人がどんどんリーダーになっている。大会社の社長も、昔は法学部出身が主だったが、今は博士課程を経た、海外を経験した理系の社長がとても増えている」と話しました。

また、「日本は世界一長寿の企業が多い国。それは育成を大事にし、多くの従業員が長く勤められるということ。皆さんが留学した国は、進路・就職に対する自由度がある一方で、失業率が高いこともある。また、日本は教育国家でOECDの問題解決能力などの調査で1位でした。個性を育てるのは弱いかもしれませんが、統計で見ると教育レベルは世界一です。自分の感覚も大事だけど、統計データを見て世界を見て欲しい。数値を見て色んなことを判断する。理工系であれば尚更です。国内の問題を考えるときも、世界を視野に広げて見ると全然違います。これからの人生に役立てて下さい」とアドバイスを送りました。


 


「Shibaura Overseas Supporters」代表の古谷幸一さん(材料工学専攻2年)は、「村上研究室所属ということもあり今回の報告会を学長に提案。興味深いお話と、私たちの留学に対するフィードバックをいただけて、大変貴重な機会となりました。せっかく海外留学を経験した学生が増えているので、国際部などと連携し、現地レポートなどの発信を行い留学を促進するとともに、就職した後もコミュニティの場となるくらい、この輪を広げて行きたいです」と、今回の報告会の感想を話しました。

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