田中 至道 さん(建設工学専攻2年)、キーチョンイェン さん(土木工学科4年)が、東京大学生産技術研究所(東大生研)で開催された第24回生研フォーラム「宇宙からの地球環境・災害のモニタリングとリスク評価」において、学生論文賞を受賞しました。

【受賞者】田中 至道 さん(建設工学専攻2年)、キーチョンイェン さん(土木工学科4年)
【指導教員】中川 雅史 准教授(土木工学科)
【発表題目】「地上撮影画像を用いるStructure from Motion処理の効率化」

ドローンやモバイル端末を用いた三次元計測には、さまざまな視点から撮影した複数枚の画像をもとに三次元モデルを生成するStructure from Motion (SfM)を基本処理としたものが普及してきているが、入力画像枚数が数百枚以上になるとSfM処理効率が悪くなり、三次元データを出力するまで数時間から数日かかるという課題がある。この課題に対し、効率的なSfM処理を可能とするカメラ撮影経路の基礎検討を目的とした。

まず、構造物を対象とした効率的なSfM処理のための地上撮影パスの基礎検討を行った。デジタルカメラを用いた地上撮影による三次元計測を対象として、簡単な形状を計測対象とした予備実験結果と橋梁やトンネルを計測対象とした実験結果を報告した。

ドローンやモバイル端末を用いたSfM処理は、災害や環境、文化財、構造物などの三次元計測への適用が浸透している。特に土木分野において、建築分野やロボット分野と比較して取得データ量が桁違いに多いとともに、迅速な撮影作業や迅速なデータ処理も求められるため、本研究の成果は、これらの技術的ニーズを満たす基礎的な成果と考えられる。