井上 巧皓 さん(建築学科4年)が一般社団法人 日本建築材料協会において優秀学生賞を受賞しました。

【受賞者】井上 巧皓 さん(建築学科4年)
【指導教員】南 一誠 教授(建築学科)
【発表題目】無垢木材を使用した遮音直床構法の開発と性能評価

我が国には600万戸を超えるマンションが存在するが、多くは経年が進み、改修が求められている。新築工事と違い、改修工事では階高に制限があるため、二重床構法を採用することが難しく、畳程度(55ミリ程度)の厚さで、十分な界床※遮音性を有した直床構法の開発が求められている。

本研究は、国産の無垢木材を床仕上げ材として使用し、かつ十分な遮音性能(マンション管理組合が管理規約に規定している最も厳しい軽量床衝撃音LL45の性能)を有する床構法を開発した。松や檜などの国産の無垢木材を使用した直床構法を開発するため、ポリエステルを加工した薄肉ボード(3ミリ、5ミリ)を積層させて下地材とし、遮音性能を確保した。建設会社の技術研究所の実験棟において繰り返し実験を行い、当初に目標とした遮音性能を有した床構法を見出すことに成功している。今後は既存マンションストックの改修に有効な構法として活用されることが期待される。

※界床…共同住宅で上下階の間に位置する床のこと