名越 航平さん(材料工学専攻2年)が日本原子力学会関東・甲越支部 第15回若手研究者発表討論会において奨励賞を受賞しました。

【受賞者】名越 航平さん(材料工学専攻2年)

【指導教員】新井 剛 准教授(材料工学科)

【発表題目】Basic studies on the vitrification of spent TODGA adsorbent used high-level liquid waste treatment(高レベル放射性廃液の処理に用いた使用済TODGA吸着材のガラス固化に係る基礎研究)

【発表内容】
高レベル放射性廃液の処理を行った際に,使用済吸着材が二次廃棄物として発生する。本研究では、この使用済吸着材の処分方法について検討することを目的とした。
現在、日本では高レベル放射性廃液の処理方法として抽出クロマトグラフィ法が注目されています。抽出クロマトグラフィ法は、多孔性の(SiO2)担体*に抽出剤を含浸させた含浸吸着材を用いて目的成分の分離を行う方法であり、先行研究の結果より実プロセスへ適用可能であることが示されている。しかし,本法により副次的に発生する使用済吸着材の処分方法についてはほとんど議論が行われていない。そこで本研究では,吸着材の主成分が二酸化ケイ素(SiO2)であることに着目し、使用済吸着材を用いたガラス固化体の作製方法および諸性能の検討を行った。
本研究の成果がどの程度役に立つのか、実用化が可能なのかは不明のため、引き続き検討を重ねていくことで、少しでも放射性廃液の処理に貢献できればと思う。

*担体・・・放射性元素の分離を容易にするために加えるもの