多国籍多分野チームで9日間、企業・自治体からの課題に取り組む 世界14ヵ国80人の学生が集まる

12月8日~12月16日までの9日間、国際的・学際的なプロジェクト演習による総合的課題解決力を備えた人材の育成を目的に、モンゴル、シンガポール、タイ、インドネシアなどアジア7ヵ国10大学に所属する世界14ヵ国出身の80人が共に学ぶ国際産学地域連携PBL(Project Based Learning)を実施しました。

参加者は国籍や専門分野が異なるメンバーとチームを組み、大宮キャンパスでのグループワークのほか、企業視察や自治体訪問、各チームの課題に関連したフィールド調査、福島県 南会津郡 檜枝岐村での体験学習などを通して実社会の課題解決に挑みました。

12月8日「GTIコンソーシアムシンポジウム2016」に合わせて行われたインタビュー中継の様子

ポイント・課題

●9つの企業・自治体がプロジェクトテーマを提供
テーマ例
(株)本田技術研究所: 「デザインと走り」を実現する新アイデア
(株)リコー: An innovative product and business model creation with some technical seeds
カネパッケージ(株):「 驚き」と「感動」と「安心」を与える新しいパッケージ
埼玉県: 食品ロスの削減

●4つの企業・自治体が施設見学やフィールドワークの受入に協力

●アイデア提案やシミュレーションで終わらせず、試作機の製作やデモに取り組む
※TechShop Tokyo協力のもと、最新工作機器を使用

参加学生

日本:芝浦工業大学36人(うち留学生11人)、東京電機大学3人、タイ:チュラロンコン大学5人、キングモンクット工科大学トンブリ校15人、スラナリー工科大学5人、シンガポール:シンガポール国立大学5人(うち留学生3名)、ベトナム:ハノイ理工科大学3人、インドネシア:スラバヤ工科大学3人、カンボジア:カンボジア工科大学3人、モンゴル:工業技術大学2人、合計80人(Teaching Assistants〔TA〕7人含む)

※留学生の出身国はアルジェリアインドドイツブラジルマレーシアルワンダロシア

~交流・フィールドワーク~

多様性の中から生まれるアイデア
グループワークにあたっての情報収集として、企業などの施設見学などを行いました。
また参加者は、週末を使って合同フィールドワークとして福島県 南会津郡にある人口約600人の檜枝岐村を訪問しました。学生達は伝統芸能の檜枝岐歌舞伎について学んだり、それぞれの国や民族の伝統文化を紹介したりしました。

~グループワーク~

チームワークで”壁”を乗り越える
学生は12組のチームに分かれ、食品ロス問題、観光客誘致や自治体への緊急通報システムの提案などの課題をテーマに解決策を検討しました。各チームともに国籍を超えて積極的に英語での議論を行い、企業・自治体と連絡を密に取りながら製品やサービスモデルを検討してそれらを形にする作業までを行いました。

~プレゼンテーション~

PBL:グローバルな現場の縮小図
各チームの発表会では、地元の車所有者と短期旅行者をつなげるレンタカーサービスプラットフォーム、落下・衝突の衝撃からガラス瓶などを守るパッケージ、アプリ経由で余った食品を一般家庭から最寄りのフードバンクに配達するサービスなど、柔軟なアイデアでさまざまな課題解決策が提案されました。学生たちは、プロトタイプやアプリを実際につくってデモンストレーションするなど実践的な発表会となりました。

参加学生の声

梅田 大輔さん(芝浦工業大学 システム理工学専攻1年)

10日間という短い間でしたが、プログラムは中身が濃くてとても価値があったと感じています。
海外とのコミュニケーションにおいて、英語が話せるかどうかではなく、相手に対してどう接するかということが一番大切だということを学びました。

Amanda Karida Putriさん(インドネシア スラバヤ工科大学 学部3年)

多様なアイデンティティーを持つメンバーが集まるgPBLに、ムスリム女性として、グループ活動に自信を持って貢献できたことをうれしく思います。
帰国後はインドネシアにいる学生にgPBLの魅力を発信し、日本に留学する学生が一人でも増えればうれしいです。

Suzanna Siaさん(シンガポール国立大学 修士2年)

昨年度参加者として来日し、今年度はティーチングアシスタント(TA)として参加しました。
今年度の参加者は、昨年度に比べて活気と行動力が旺盛だと感じました。
参加学生が20人近く増え、参画企業も多く、充実したプログラムだったと思います。

参加企業の声

株式会社イード 石原 正義さん

グローバルな観点であったとともに、頭の柔らかさと自由な発想から企業が思いつかない提案で、聞いていて新鮮でした。
国際地域連携PBLは非常におもしろい取り組みで、今後もできる限り協力していきたいです。

お問い合わせ先

芝浦工業大学
企画広報課

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