
2016年9月1日〜3日、芝浦キャンパスにて、「第11回48時間デザインマラソン ワークショップ in 東京」が開催されました。
本イベントは、一般社団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主催するもので、企業のデザイナーが障害を持つユーザーと一緒に、地域をフィールドとしたデザインワークを行い、使い手中心のものづくりや、生活環境の具体的な提案を目的としたデザイン提案を行うものです。
芝浦工業大学は、橋田規子教授(デザイン工学科)が、運営ナビゲーターとして2014年度より運営協力を行い、学生も企業デザイナーやユーザーの方々と共に検討チームに参加しています。
2015年度からは、東京東信用金庫、株式会社浜野製作所をはじめとした地域のものづくり企業との協働による「製品化プロジェクト」を始動し、ワークショップで提案されたアイデアを実際の製品として世に出すための検討を行っています。

2016年度は、「街とみんなのコミュニケーションをデザインする」をテーマに、学生12名を含む6チームが、48時間の集中的なフィールドワークとデザイン検討を行いました。
9月3日の公開プレゼンテーションでは、IADU総裁の瑶子女王殿下がご臨席になられました。
また、地域の企業80社以上の参加もありました。
グループごとの公開プレゼンテーションの様子






芝浦工業大学では、2014年度に私立理工系大学として唯一の文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」に採択され、男女共同参画推進室の設置など、ダイバーシティ推進に向けて取り組んでいます。ユニヴァーサルデザインに関する教育もその一環として、「人とのふれあいで輝きを増す」工学の実現を目標に、今後も取り組んでいきます。