大浦琴音さん(応用化学専攻2年)が化学工学会第48回秋季大会において分離プロセス部会ポスター賞を受賞しました。

【受賞者】大浦 琴音(応用化学専攻2年)

【指導教員】野村 幹弘 教授(応用化学科)

【発表題目】水素透過ゼオライト膜の製膜方法の検討

【発表内容】有機ハイドライドにMCH(メチルシクロヘキサン)を用いた水素の輸送技術が注目されている。MCHの転化率向上のために、水素のみを抽出する水素選択透過膜の開発が必要である。本研究では、シリカ基材上MFIゼオライト膜の合成時のNa(ナトリウム)源の検討と、TOL (トルエン)蒸気透過試験を行った。

NaF/SiO2=1.5の合成ゲルを用いて、N2(平均窒素)透過率が5.3×10-6 mol m-2 s-1 Pa-1と高いMFI膜の短時間での合成に成功した。この膜は、200℃において、H2(水素)透過率9.5×10-6 mol m-2 s-1 Pa-1、H2/TOL(水素対トルエン)透過率比45と高い性能が得られた。

今後、シリカ基材上のMFIゼオライト膜の水素選択透過性をさらに向上させ、水素社会の実現に貢献したい。