2016年7月16日~31日、シンガポール国立大学システム科学研究所【Institute of Systems Science, National University of Singapore (NUS-ISS)】にて、稲田紀聖さん(システム理工学専攻1年)と宮川結衣さん(環境システム学科4年)が2週間のサマープログラムに参加しました。
NUSは、2016年の大学ランキングがTHEで26位、QSで12位と、現在アジアで1番高い大学です。山崎敦子教授(共通学群)がKESという学会を通してNUS教員と長年交流があったのをきっかけに、昨年、芝浦工大とNUS-ISSで大学-部門間協定を結びました。その結果、今回のNUS-ISSへの短期留学が実現しました。

NUS-ISSの外観
NUS-ISSの外観
授業スペースの様子
授業スペースの様子

【授業の様子】
今回、2人は1週間ずつ講義中心の” Data Warehousing for Business Analytics”や演習中心の” Developing Intelligent Systems for Performing Business Analytics”といった専門科目に関して学びました。50人程が受講し、事前に作られていたグループに混ざることで、シンガポール人だけでなくインド人や中国人、西洋系の留学生たちと共に学び、内容に関して教えてもらったり、意見を交換し合ったりしました。講義を受けた後は、学んだ手法を使ってどうシステムを組むかなどの演習に取り組みました。
NUS-ISSでは、MOTのような仕事に直結した内容を扱い、学生も社会人が中心でした。グループワークやプレゼンが多く、学んだ内容をすぐに仕事に活かすといった目的に沿うものでした。

【学び方の違い】
9時から17時が授業時間ですが、学生は時間ぴったりには来ず、開始30分程してようやく本題がスタートするような環境でした。一方で授業中は、分からないことがあるとすぐに学生から質問が飛び、教員もそれを受け止め返答するといった活発なものでした。

自習スペースの様子
自習スペースの様子
学内に多数ある掲示の例
学内に多数ある掲示の例

【施設の様子】
いたるところに電源付きの自習スペースがあり、学生たちが自由に議論できるよう配慮されていました。また、大規模なパソコンルームやプール、ジム、喫茶店も24時間使用可能な環境となっていました。学食は世界各国からの留学生を配慮し、ベジタリアン向けやハラール料理、日本食など、さまざまなレパートリーがありました。

【授業の感想】
今回、2人は他の日本人留学生と会うことがなく、周りは皆ネイティブスピードで英語を話す環境でした。一方で、「英語自体を扱うことより授業内容自体が難しかったが、充実して良い経験だった」と共に感想を述べました。
その中で、稲田紀聖さんは「今回多くの社会人学生が学ぶ姿を見て、3年程働いた後アカデミックの世界に戻ってくるのも良いなと感じました。今回は学んだだけなので、どこかで形にして活かしていきたいです」と今後について語りました。

宮川結衣さん(左から2人目)と稲田紀聖さん(中央)
宮川結衣さん(左から2人目)と稲田紀聖さん(中央)
インド人学生が案内役として2人をサポート
インド人学生が案内役として2人をサポート

【今後について】
山崎教授は今回の取り組みに関して、「一流を見て、その差を感じながらもなんとか内容についていける体験をすることで、教員に促されるのではなく、自分が何をしなければいけないのか気づくことができます。加えて、アジアのグローバル大学の規範を知る中で、さまざまな文化のバックグラウンドや、欧米以外の人々の感覚が知れます。今後も継続し違う世界を知る学生が増えることで、大学全体の底上げに繋がることを期待します」と、その意義を語りました。

宮川結衣さん(環境システム学科4年)(手前中央)
宮川結衣さん(環境システム学科4年)(手前中央)

英語に力を入れ、さまざまな国、分野に挑戦したい

シンガポール国立大学というとても評価の高い大学で、"Data Warehousing for Business Analytics" ,"Developing Intelligent Systems for Performing Business Analytics"の2つの専門科目を受講させて頂きました。

どちらもビジネスをテーマとした内容で、理解することに苦労した部分もたくさんありましたが、先生や現地の学生に質問して教えて頂くなど交流も多く、とても充実した2週間でした。

学生の中には働きながら通い、自分の仕事に役立てていたり、将来起業したいと考えているなど、それぞれが目標を持って学んでいることや、授業中にたくさんの質問が飛び交う様子などから、学ぶことへの意識の高さを感じました。

お問い合わせ先

芝浦工業大学
国際部

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TEL:03-5859-7140/FAX:03-5859-7141
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