10月24日~11月3日に明治神宮外苑(東京都新宿区)で開催された、生活デザインとアートが世界中から集まる国際的なイベント「TOKYO DESIGN WEEK」。ノンジャンルでデザイン・クリエイティブ力を競い合い、国内46校、海外10校の参加校からNo.1を選出する「ASIA AWARDS 学校作品展」にて、共同で出展したデザイン工学科プロダクトデザイン領域とエンジニアリングデザイン領域の学生が、企業賞であるコーセー賞を受賞しました。

受賞した作品は、2次元である影の3D化を目指した「インタラクティブウォール」。カメラに被写体を映すことで距離を計測し、さまざまな動きを検出して反映させることができるモーションセンサーデバイスを利用して、被写体の動きをリアルタイムに3次元で投影させる仕組みです。

参加した林史哉さん(デザイン工学科3年)は、「TOKYO DESIGN WEEKに挑戦してみたいと思っていたので、本イベントの関わりの深い橋田規子教授(デザイン工学科)に相談して、夏休み頃から試作をはじめました。材料の加工や印刷物のデザイン、空間づくりなど多くのことを学び、ディテールの重要性を実感しました。専門領域の違うメンバーで作品を作り上げるのは苦労もありましたが、さまざまな分野の人とコミュニケーションを取って進めていくことは社会に出てからも役立つと思うので、とても良い経験になりました」と、話しました。

第一線のデザイナーとして活躍する橋田教授は、国内外のプロクリエイターによる個展形式の展示ブース「プロ展」にて、自身の作品「ミニマルチェア」を出展しました。持ち運びしやすいミニマムサイズながらインテリアとしても存在感があり、足を止めてじっくりと鑑賞する来場者の姿が見られました。

一方、屋外ブースにて出展した芝浦工業大学建築系学科共同グループは、万華鏡の原理を用いた幾何学的な空間の演出「万の華」で親子連れなどに人気を集めていました。

学生たちが制作した出展ブース
学生たちが制作した出展ブース
橋田教授による「ミニマルチェア」
橋田教授による「エノッツ ミニマルチェア」
芝浦工業大学建築系学科共同グループによる「万の華」
芝浦工業大学建築系学科共同グループによる「万の華」

また、同期間に旧渋谷区役所で開催された「しぶやのたまご展」内では、デザイン工学科プロダクトデザイン領域の学生がプロのデザイナーとのコラボレーション展示「渋谷の土のう展」を行いました。水害や土木工事などに使われる土のうに関して、新たな価値をデザインで創造するさまざまなアイデアを提案。代表を務めた大沢拓也さん(機械工学専攻1年)は、「ワークショップでアイデアを出し合い、選りすぐりのデザイン2案を採用しました。解体前の旧渋谷区役所ということもあり、芝浦キャンパスで開催した昨年に比べて、2~3倍の来場者がありました。あまり関心のない人でも、『土のうって何だろう?』と入ってきてくれたので、土のうの存在や重要性を認識してくれるきっかけになれたら」と話しました。

指導教員である橋田教授は、「学生たちが自発的に動いて、工夫の見られる展示となりました。プロと仕事をしたことで得た貴重な経験と刺激を今後に生かしていってほしいです」と、両イベントを振り返り、学生への期待を語りました。
 

私たちを守る土のうの新しい在り方を模索する展示
私たちを守る土のうの新しい在り方を模索する展示
日常は楽しく、災害時にはわかりやすい「土のうカボチャ」
日常は楽しく、災害時にはわかりやすい「土のうカボチャ」
「インタラクティブウォール」
林史哉さん、山賀瑛斗さん、杉田郁人さん、内野篤さん、青山紘季さん、井上孝介さん、梅谷朋代さん、大久保優希さん、松永航さん、柳田優穂さん

「渋谷の土のう展」
大沢拓也さん、時田郷さん、皆川和輝さん、伊藤かをりさん、嘉数真由さん、桒本正太郎さん、澤畠唯さん、廣橋孝紀さん、松島由奈さん、松岡苑子さん





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芝浦工業大学
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