テーマ 「時のかさなり」 作品名:「5月のツバメは空を渡る」

今回受賞したメンバーは、彼らが学生プロジェクトとして取り組んでいる空き家改修の活動を通じて、建物改修の際に大量の建具が不要となる現場を目の当たりにした。そこで、「スクラップ アンド ビルドを続ける都市において、『時をかさねる』デザインとはなにか」を考え、廃材の再利用とあわせて双方のテーマに応える設計を行った。

作品では、建具が様々な「透過性」を持っている点に着目し、建具によって空間を規定する住宅とランドスケープの設計を行った。また、長押と一体化した屋根を操作し、まちなみと連続性を持った構造にすることを考案した。

受賞に至ったと考えられるポイントについて守屋さんは「改修で不要になるはずの建具を、社会の中で再活用する循環システムに対して評価を頂くことができました。当日はそのシステムと屋根形態の相関性について主に議論されました。厳しい意見も頂きましたが、空き家改修の経験を設計に落とし込むことができ、良い経験になりました」と話した。

<指導教員:西沢 大良教授(建築工学科)(守屋)、堀越 英嗣教授(建築学科)(門井、荒武)>