ゼオライト膜によるエチレンジアミン水溶液分離

稲船 喬志さん(電気電子情報工学専攻2年):

蒸留によるエネルギー消費量は化学産業全体の40%を占めており、蒸留方法の改善は省エネルギー化に大きく貢献できる。現在、蒸留に比べてプロセスが簡易で省エネルギーな分離法である膜分離が注目を集めており、消費エネルギーが大きく削減できる効果が期待されている。

宮地さんは、アルカリ水溶液の分離を目的として研究を行った。エチレンジアミン分離をMOR(モルデナイト)と呼ばれるゼオライト膜で行い、結果としてMOR膜はアルカリ水溶液に対して高い耐久性と選択性を示し、またイオン交換が行われている可能性が示唆された。

今回の受賞にあたり宮地さんは、「ご指導くださった野村先生や研究室の先輩方に感謝しています。これに満足することなく、今後もさらに研鑚を積んでいきたいと考えています」と話した。

<指導教員:野村 幹弘 教授(応用化学科)>