~昔ながらの長屋や路地空間が残るまちの魅力を外国人にも発信~

町の成り立ち・歴史情報から、「有名な飲み屋」などという地元プチ情報まで、手描きのイラストで風情ある町並みが外国人にも伝わるように工夫がされています

芝浦工業大学(東京都江東区/学長:村上雅人)工学部 建築学科の地域デザイン研究室(指導教員:志村秀明教授)は、昔ながらの長屋や路地空間が今も多く残る中央区・月島の魅力を伝えるための「月島路地マップ」英語版「Tsukishima Alley Walking Map」を作成し、Webサイトでの公開をスタートしました。
月島の地を研究対象とする当研究室では、2011年に学生を中心に地元住民の協力を得ながら月島路地マップを完成させました。今も観光客や地域住民など多くの人々に親しまれています。そして今回、2020年に向けた湾岸地区の再開発計画の中でもこの風景を残し、外国人観光客に風情ある街並みを楽しんでもらうため、英語版を作成。英語版マップは、先日行われた国際コンテストでも高い評価を得ており、今後はコンテンツの充実を図り、さらなる月島のまちの魅力の情報発信を進めていきます。

(1)2011年7月に作成した「月島路地マップ」

志村教授が2003年から学部3年生に開講している授業「地域設計演習」では、学生たちによって、月島地区のまちの情報が数多く収集され、またイラストも数多く描かれてきました。これらの成果を社会に役立てるために、地域デザイン研究室によって路地マップの作成がスタート。地域住民から地元ならではの情報も得て完成させました。
マップは、もんじゃストリートや月島図書館にて累積10,000部ほど配付され、地元のみならず観光客たちにも喜ばれています。

(2)2015年、英語版「Tsukishima Alley Walking Map」の完成。国際コンテストでも受賞

東京湾岸地区の再開発計画にともない、古き良き景観が壊されることへの危惧から、月島の魅力を外国人にも感じてもらうことで、まちの価値を再確認し魅力を継承していこうという思いの下、2014年度から本格的に英語版の作成に取りかかりました。英語への翻訳作業は学生たちが行い、地元の方にも協力を仰ぎながら進めていきました。
完成したマップはWeb上で公開されているほか、ミシガン大学やカリフォルニア大学らの教授や学生が訪れ、実際に英語版のマップとともに街を散策する「路地歩き」を開催するなどして、マップを活用する活動も展開しています。芝浦工大の学生も、英語でガイドするなど活躍しています。今後は、紙媒体としてまちで配布できるような仕組みづくり、外国人に役立つ情報を盛り込むなど精査を図り、月島のまちの魅力を発信するツールとして活用していく予定です。

なおこのマップは6月、Walk21 International Committee主催の国際コンテスト「Walking Visionaries Awards」にて7カ国208の応募のうち、審査員投票とWebサイトでの一般投票を経て「Advocacy,Campaigning and Social Projects」部門受賞作品の1つに選出されました。

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