5月13日、豊洲キャンパスにて、科学技術振興機構(JST)の「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(さくらサイエンスプラン)によって来訪したインドとタイ、フィリピンの高校生121人を対象に、2000年ノーベル化学賞受賞者の白川英樹先生(筑波大学名誉教授)による「特別実験教室」が開催されました。

さくらサイエンスプランとは、優秀なアジアの青少年を短期間日本に招き、未来を担うアジアと日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めることを目的としています。この事業の一環として、アジア諸国から高校生を招へいし、日本の最先端の研究を体験する一週間のプログラムが実施されます。(注)

今回の実験は、白川先生と日本科学未来館が共同開発したプログラム「導電性プラスチックを作ろう!~プラスチックEL~への応用」。
参加した高校生全員に対して、白川先生により導電性ポリマーを作るための原理が説明された後、6人程度の実験班に分けられ、Teaching Assistant(TA)として事前研修を経た本学の学生22人(応用化学科、応用化学専攻)と、日本科学未来館の科学コミュニケーターの指導のもとで導電性ポリマーの実験が行われました。

100人以上を収容できる応用化学科の学生実験室は、各国の学生たちの熱気に溢れ、積極的に白川先生と交流する学生の姿も目立ちました。TAとして参加した藤澤愛樹さん(応用化学科3年)は、「日常会話とは違い、英語で専門用語を使って解説するのが大変でした。将来は海外で働く夢もあるので、勉強を続けていきたいです」と、今後の学習意欲が喚起されたことを語りました。

参加した高校生が日本の科学技術への関心を高め、将来、芝浦工大をはじめ、日本の大学に留学するなど、日本とアジア諸国の科学技術を通じた国際交流が促進されることが期待されます。

(注)2015年度は5月から8月にかけて全5回を実施予定。7月の回では、芝浦工大の併設校や本学が実施する「インターナショナルスクール・インターンシッププログラム」からも参加者を募る計画もあり、若い世代の国際交流を図る予定です。

村上雅人学長と白川英樹先生