芝浦工業大学(東京都江東区/学長 村上雅人)では、3月16日、学内のさまざまな分野で自動車やパーソナルモビリティ(PM)に関する技術の研究開発を行っている教員7名(現時点・今後拡大予定)をまとめて、分野を横断して連携した研究を推進していくため、「芝浦工業大学先進モビリティコンソーシアム<座長:伊東敏夫教授(システム理工学部機械制御システム学科)>」を発足させました。
近年話題となっている国内における若者の自動車離れや、一方でのアジアを中心とした海外での需要、自動運転システムの実現など、自動車を取り巻く環境は変わってきています。これに対応するため、コンソーシアムでは学内の研究者および企業などとの連携を通して、自動車を中心としたモビリティに、新しい価値や魅力を創出することを目指し、研究活動を行っていきます。

コンソーシアムの取り組み概要
コンソーシアムの取り組み概要

先進モビリティコンソーシアムが目指すもの

●分野間の融合により、従来の自動車にはない新しい自動車の魅力を創出する

●企業との連携および国への提言により、社会での実現を目指す

●アジアの工科系大学との共同研究や学生同士の課題解決型学習の実施で人材育成にも寄与

●2020年をメドに、新しいモビリティサービスの提案および実証を目指す

 

発足の社会的背景

近年、国内では若者の自動車離れが盛んに言われる一方で、アジア諸国の経済発展により、自動車の需要は今後伸びていくという推計もあり、世界的に見れば依然成長産業であるといえます。
これまで、運転性能や乗り心地、燃費などの性能面で発展を続けてきていますが、一方で近年では自動運転の開発も進んでいます。このように、“快適な運転性能、自身で運転する喜び・楽しみ”という魅力のほかに、“運転をせずに便利に移動すること”に重点を置いた研究が盛んになっています。このような自動車に対する価値観の変化を踏まえ、自動車のさらなる魅力・価値創出に向けた取り組みを行うため、コンソーシアムを結成しました。

 

今後の展開

芝浦工業大学では、エンジンやサスペンションなどの機械系分野の他にも、感性工学、安全運転支援システム開発などさまざまな分野で自動車・モビリティに関する研究が進められており、この先進モビリティコンソーシアムによってそれらの専門家が連携・融合しながら、新たな自動車の魅力・価値を創出する活動、また自動車以外の新たなモビリティ開発の可能性を探る活動を行います。
今後は学内教員だけでなく企業などと広く連携を図り、産学連携によるプロジェクト提案や国への提言などを行っていきます。また、アジアの工科系大学との共同研究や学生同士の課題解決型学習なども実施し、人材育成にもつながる活動としていきます。
そして、国内外から多くの観光客が日本に来る2020年を一つのメドに、新しいモビリティサービスの提案および実証ができるよう、検討を進めていきます。

参加教員の現在の研究テーマ(一例)

・ドライバーの感性に訴える車載器のインターフェイス
・低カロリー燃料の燃焼利用を目指した新たな着火・燃焼促進法
・新ショックアブソーバー
・イナータによる新サスペンションシステム
・二輪車転倒防止システム
・安全運転のためのヒューマンマシンインターフェース
・ドライバー特性の解析
・車載画像処理システム
など

お問い合わせ先

芝浦工業大学
企画広報課

〒108-8548 東京都港区芝浦3-9-14(芝浦キャンパス 2階)
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