分子インプリントポリマー自己支持膜のゲート効果のキラル選択性に与える膜構造の寄与

岩見香織さん

吉見研究室では、生体内物質を選択的に検出する医療用センサの開発を目指し、その材料として分子インプリントポリマー(MIP)という高分子に着目している。しかし、このMIPの生体内物質検出メカニズムに関しては不明な点が多い。岩見さんの研究ではこのメカニズム解明を目的とし、MIP膜の合成の際に鍵を握る架橋剤という物質を2種類ブレンドすることに着目した。その結果、生体内物質かつ光学異性体をもつフェニルアラニンというアミノ酸に対するMIPの選択性が向上し、これがMIPの物質検出メカニズムの解明に大きく貢献することが分かった。

受賞について岩見さんは「日頃より熱心に御指導してくださった吉見先生をはじめ、発表に際して多くの助言をくださった先輩や後輩のおかげで今回の賞を頂くことができました」と話した。
 

<指導教員:吉見 靖男教授(応用化学科)>