「平成26年度文部科学省スーパーグローバル大学等事業『スーパーグローバル大学創成支援』」に採択されたことを受け、11月8日、芝浦キャンパスにて、スーパーグローバル大学創成支援キックオフシンポジウムが開催され、200名を超える来場者がありました。

<第一部>

事業構想説明

村上学長の基調講演
村上学長の基調講演

五十嵐久也理事長の開催挨拶、文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室長の松本英登氏の来賓挨拶に続き、村上雅人学長の「価値共創型教育によるグローバル人材育成」と題した基調講演が行われました。村上学長は、芝浦工大のグローバル化への取り組みの紹介、そして世界で活躍するためのこれからのあるべき人材像について、自らの留学経験を交えながら話しました。
続いて行われた松本氏の講演ではこのスーパーグローバル大学創成支援プログラムの意義や審査のポイントなどを解説。世界を視野に入れた大学運営を強化しながら、各大学の特徴を生かし、世界と伍する大学になってほしいと述べ、芝浦工大には、理工系大学の国際化モデルとして先導的役割を期待していると締めくくりました。

次に、東洋大学国際センター長の高橋一男氏による東洋大学のグローバルプログラムの事例紹介、本学の卒業生でスミス・アンド・ネフュー・オーソペディックス株式会社ディレクターである若林征博氏によるこれまでの海外経験の講演、米田隆志副学長による芝浦工大のプログラムの詳細な説明が行われました。


パネルディスカッション「グローバル化が日本を救う」

国際交流センター長の三好匠教授をファシリテータとして、松本氏、高橋氏、若林氏、米田副学長による「グローバル化が日本を救う」と題したパネルディスカッションが行われました。
論点ごとに出された意見は以下の通りです。

シンポジウム
シンポジウム

論点1.「SGUで目指すもの〜産学官の立場から〜」

  • 海外の企業と一緒に仕事をすると、日本での常識が通じないところが多くある。それを知ることがとても大切
  • 社会の要請に対応し、従来の大学のプログラム・考え方を変える必要がある

論点2.「大学自体の国際化」

  • 教職員がいかに国際化するかが大切。教職協働の大切さ
  • 大学間の交流・協力の必要性
  • 大学全体で留学生の数を増やす、その環境を整える
  • 奨学金制度の充実が必要(必要とか)
  • 日本の教育が輸出産業になるくらい国際通用性をもった教育を行うことが世界から学生を集めるために重要
  • ガバナンスの改革の必要性
  • 大学入試の選考プロセス
    日本はテストのみだが、アメリカはテスト、小論文、インタビューなどさまざまな観点から、本当に大学にとって必要な人材なのかを判断するしくみの構築がある
  • 卒業生が在学生をサポートするシステムの構築、卒業後も大学と関わることができるしくみをつくることが必要

論点3.「日本・世界を救うグローバル人材像」

  • グローバルコミュニティリーダーの必要性。その場所・環境で良好なコミュニケーションを築ける能力が必須。
  • 工学の専門性を高めると同時に、外国語をコミュニケーションツールとして使いこなし、現地の人を説得できることができる人材が必要
  • 学生をinspireすること。その人の価値観などを大きく変えることができる教育を提供できることが大切
  • 海外でのトラブルを経験することも大事。まずはやってみること、経験してみて初めて分かることがある。大学はそれができる環境、プラットフォームを提供するべき
  • 海外に一度出ることで、学ぶ動機・モチベーションを理解できる。その結果、タフな人材を育成することにつながる

<第二部>

海外留学・海外研修プログラム参加者報告

第二部では、本学の学生が海外で体験したプログラムの報告が行われました。
短期語学研修、工学英語研修、グローバルPBL、海外インターンシップ、研究留学(交換留学)のプログラムごとに分けて報告。語学の学習やPBLでの課題解決、研究や仕事などのプログラムを通して、それらの習得・達成以外にも、現地での生活の中で、学生たちからは文化や習慣の違いなどを強く感じ、大きな成果を得たとの感想が聞かれました。参加した学生たちにとって、海外で生活すること、英語でコミュニケーションを図ることの難しさや面白さを同時に得ることができた大きな機会となりました。

学生の発表
学生の発表

総括として、教育イノベーション推進センターグローバル部門長である新井民夫教授から、

  • ダイバーシティ
  • 経験
  • 振り返り

という3つのキーワードが挙げられました。
海外の多様性を知り、経験し、それを振り返り、今後の学びに生かしていくことが大切で、プログラムを行う大学側にとっても、多様なプログラムを用意して学生に経験させ、それを振り返りながら改善を繰り返していくことで、より充実したグローバル人材育成を推進することができると述べました。

芝浦工業大学は、今回の採択をきっかけに、建学の理念「世界に学び、世界に貢献する理工学人材の育成」の体現を目指し、これまでの取組や成果をベースに更なる大学のグローバル化のため、産業界や国内外の理工系大学と連携しながら、我が国の大学の国際化を牽引すべく事業に取り組んでいきます。


シンポジウムの様子

 シンポジウムの様子を動画でご覧いただけます。下の村上学長の講演の他にも、貴重な講演・報告がありますので、ぜひYouTubeの再生リストをご覧ください。

講演「価値共創型教育によるグローバル人材育成」 芝浦工業大学学長 村上雅人

お問い合わせ先

芝浦工業大学
企画広報課

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