[Cnmim][PF6]を用いた複合反応系による塩酸水溶液中からのPdの直接回収に関する基礎研究

北義弘さん

レアアースやレアメタル等を都市鉱山より回収する方法に溶媒抽出法がある。しかし本法は環境や人体への影響が懸念されている。そこで北さんは、イオン液体を用いた新規の分離・回収プロセスを提案することで、これら問題点の改善を図った。

研究ではPd(II)を中心に、イオン液体に抽出された金属イオンの原子価変化、及び電解析出による回収について検討した。その結果、イオン液体中のPd(II)は原子価変化をし、電解析出で得られたPdは特異的な形状を呈していることが明らかとなった。

今後について北さんは「本研究をさらに進めることで、環境負荷の小さい金属分離・回収プロセスを提案することが目標です。現段階は実験室レベルの検討しか行っていないので、今後は実プロセスで運用するための検討も加えていきたい」と話した。

<指導教員:新井 剛准教授(工学部材料工学科)>