濃度の異なる炭酸化・塩分浸透促進試験における劣化メカニズム把握と新たなる促進試験の検討

伊代田岳史准教授

鉄筋コンクリート構造物は、空気中の二酸化炭素や海洋近傍の塩化物イオンにより劣化が進行する。伊代田准教授は、この劣化メカニズムを把握するため、劣化原因となる炭酸化(二酸化炭素の浸透)と塩分浸透の抵抗性を化学的に解明し、新しい促進試験の提案を目指しており、この研究に対し今回、土木学会から吉田研究奨励賞を受賞した。

現在、コンクリートの劣化原因となる、二酸化炭素と塩化物イオンの濃度の関係性を算出するデータが十分になく、混合セメントを利用することが難しい現状があるという。
伊代田准教授は「今後、種々のセメントを利用できるようにするために、この研究で更なる可能性を広げられればと思います」と話している。