かつて外来者の通過交通として栄えた深谷市旧中山道沿いの宿場町。深谷宿跡地は昭和期に商店街として中心市街地を支えてきたが、現在は空地化の進行が問題視されている。中野さんは地方に元気がないことに着目し、かつて中心市街地を支えてきた商店街が衰退している現況を踏まえて地域の再生を図ることを卒業研究の目的とした。

研究の中では風解析・日照解析といったデジタルツールを検証に用い、設計にフィードバックさせることで、この空洞化した街に裏通りから表(商店街)に繋げる新たな動きを与え、賑わいの再生を図った。

今後について中野さんは、「私の総合研究(卒業設計)における問題意識を多角的に捉え、数値やヴィジュアルとして映しだされた結果を設計に反映させます。どの街にも存在する地域の固有性や価値を見出すための思考として今後もツールを用い、社会への資産となるような設計ができるようになりたいです」と話した。

<指導教員:澤田英行教授(環境システム学科)>