都市鉄道の遅延連鎖予測シミュレーションモデルの再現精度の向上

川村孝太朗さん

現在、東京圏の鉄道は非常に混雑しているため、乗り降りに時間を要し、電車の遅れが発生しやすい状況である。川村さんは、この遅れを縮小させる対策案を検討するため、研究室で開発した、列車の運行を再現するシミュレーションシステムの精度を高めることを目的に研究を行っている。

所要時間が平均45分程度の区間にて、シミュレーションを用いて電車の遅れの時間を算出した結果、実際の遅れと比較して誤差が50秒以内に収まり、大幅に精度を向上させることに成功した。

今後は、遅れを縮小させるための対策案を実施し、その効果を検証すると同時に、駆け込み乗車などの発生パターンの解明とそれらが列車の遅れにどの程度影響を及ぼしているかの検証を通して、電車の遅れの縮小に役立てるツールにすることを目指している。

<指導教員:岩倉成志教授(土木工学科)>