マルチパーパスロボットを実現する機能統合システムの提案

住谷 拓馬さん

近年、掃除ロボットなどの安価な移動ロボットが家庭などで利用されている。今後、移動ロボットの上にセンサやカメラを取り付けることにより、様々な機能を実現できると考えられる一方、その機能拡張や、ソフトウェアの追加、改変には、デバイスごとに異なるソフトウェア開発環境を利用する必要があり、コストがかかる問題があった。

そこで住谷さんは、異なるプログラミング環境を隠蔽し、ソフトウェア開発者がシステムに対して、容易にソフトウェアの追加、改変を行えるような統合システムを開発することを目的とした研究を行った。

具体的には、移動ロボット上でのソフトウェア開発者に向けた、ソフトウェア開発環境の統合のための基盤として、IXM (Information eXchange Middleware)という統合ミドルウェアを提案した。また、本APIを用いて、ロボットを動かすための遠隔コマンドや、高齢者についていき、転倒があった場合は家族にメールを送るといった見守りサービスなどの実現を示すことでその有効性を示すものとした。

 今回、受賞に至ったと考えられるポイントについて住谷さんは「この発表とは別に、もう一つ同じ研究室のメンバーの発表も代理で行ったため、努力が認められたと考えられます。また、見守りサービスに現在流行っているKobuki(移動ロボット)やマイクロソフト社のKinectを使用したため、審査員に興味を持ってもらえたのでは」とコメントした。

<指導教員:菅谷みどり准教授(情報工学科)>