がん治療法が変わる?光線力学療法剤の開発 光線力学療法に有用な高効率活性酸素ドナーの合成

今井耕平さん

副作用を伴う抗がん剤や放射線治療によって行われるがん治療は、副作用を軽減させる新たな治療法の開発が求められている。今井さんは、これら治療法に変わる新たな治療法として注目されている光線力学療法を効率的に行える治療薬の開発を目的とし、研究を行った。

光線力学療法は、光を照射したところのみ毒性である活性酸素を発生させる治療法である。

がん細胞に光を照射して、がん細胞のみ殺傷させることで副作用の軽減が期待される新たながん治療法であり、本発表では、効率的に活性酸素を発生させる光線力学療法剤を開発してその活性を報告した。

今井さんは「今回選出されたハイライトは薬学会が一般報道機関に向けたもので、化学の知識のない方に自身の研究の必要性をアピールできました。今回のハイライトで筆頭演者としては4年連続選出され自身の研究を発信する事ができ、大変うれしく思います。これからも、世の中に必要とされる研究を続け、将来的に薬となる化合物を開発したいと思います」と、よろこびを話した。

<指導教員:中村朝夫教授(工学部共通学群化学科目)>