鏡の世界の合成をタンパク質でコントロール 血清アルブミンを不斉な反応場とした不斉光環化付加反応の立体選択性

新保未央さん

薬や香料には、構造が鏡写しの関係にある物質が多数あり、こうした物質は体には異なる物質として認識されるが、構造が似ているため作り分けが困難という問題がある。

新保さんは、人間の血液中に存在するタンパク質を反応の場として使い、鏡写しの物質の一方を作り分けることに成功した。この反応は、金属原子を含む触媒を使うことなく、かつ水溶液中で行える、環境にやさしい合成方法である。

<指導教員:中村朝夫教授(工学部共通学群化学科目)>