シニアの歩行をサポートするデザイン「相棒」

崎山 わか菜さん

身体機能が衰え始めた高齢者にとって、階段はとても危険な場所となる。少しのつまずきでも骨折や寝たきりなどの重大な事故につながりかねないからだ。「そんな階段を安心して自分のペースで利用することができたら、高齢者のQOL向上に役立てるのではないか」と崎山さんは考えた。

崎山さんがが提案する「相棒」は、階段の上り下りをサポートするためのもの。体の前方で手すりを持ちながら階段を利用することによって重心が安定しふらつきを予防するとともに、特に下りるときの恐怖心や脚への負担を軽減することができる。

「高齢者がテーマということで、私自身体験したことのない苦労や問題点の解決方法を考えることは大変困難でした。その中で、高齢者に関する病気や高齢者に配慮した住まいづくり等を勉強し高齢者の気持ちに少しでも寄り添うことができたことが、今回の受賞に至った要因のひとつであると考えます。授賞式後には、会場になった病院の方からリハビリ施設の案内や器具の説明をして頂く機会があり、より医療機器におけるデザインの必要性を感じました。」(崎山さん)

<指導教員:吉武 良治教授(デザイン工学科)>