酸化チタン微粉末を混和材として用いた白色モルタルの基本的性質と防汚性・NOx 除去性等に関する実験研究

長谷部美紅さん

建築物の外観は色調や造形などによって大きく印象づけられるが、環境問題に対し社会的な意識が高まる近年、見た目の美しさだけではなく、容易な維持管理性および環境負荷低減性などの付加価値に対しても関心が高まっている。

長谷部さんは、白色度・光触媒機能を持ち合わせた酸化チタン微粉末を、コンクリートの混和材として用い、その基本的性質を検討し学会にて発表を行った。

酸化チタン微粉末をコンクリートに置換することで、コンクリートの粘性が高まり、圧縮強度はわずかに低下した。また、酸化チタン置換率が高いほど、汚れにくさを示す明度保持率は上昇し、環境汚染ガスNOの除去率も高くなった。

今後は、強度・耐久性などのさまざまな性能を持ち合わせた多機能性コンクリートをより慎重に検討・開発し、さまざまなシーンで役立てたい、と長谷部さんは話している。

<指導教員:枝広英俊教授(建築学科)>