血管内壁への流れ負荷と作用時間が内皮損傷に及ぼす影響の実験的検討

寺島眞人さん

寺島さんは、致死率が高く、後遺症が残りやすいくも膜下出血の原因である脳動脈瘤の発生メカニズムに関しての研究を行った。血流にさらされている血管内皮細胞と壁面せん断応力の因果関係が指摘されており、その関係を明確にすることを目的として取り組んだ。

昨年度までの実験では、短時間負荷で急性的な影響を評価することができた。しかし、健常者の壁面せん断応力よりとても高い値であり、実際の血管病変は慢性的である。そこで今年度は、長時間の壁面せん断応力が血管病変に及ぼす影響を評価するための実験を行い、今回、その結果を発表した。

寺島さんは「研究を始めてから、初めて学外で発表しました。小さな教室で似たような分野を研究している同学年や先生の前で発表するのはとても緊張しました。しかし、機械機能工学科では学科内で研究発表を1年間で3回行います。他の学科に比べれば多いと思います。この経験が、とても緊張する中でも冷静に質疑応答に対応できた理由だと思います」と受賞の喜びを述べた。

<指導教員:山本創太准教授(機械機能工学科)>