規則性ナノ多孔体精密分離膜部材基盤技術の開発

野村幹弘准教授

野村准教授は、6大学、5社、1財団法人と協力し、ゼオライト膜の実用化を目指している。セラミック材料の一種であるゼオライトを薄膜化することで、アルコールや酢酸などの水溶液から、選択的に水を透過する分離膜の開発を行うものである。芝浦工大は、ゼオライト膜の透過原理を明確にすることでプロジェクトへの貢献を行った。

「プロジェクトのチームの一員として、受賞できたことを嬉しく思っています。このゼオライト膜が実用化できるよう、大学の研究員として、技術の下支えを続けて行きたいと考えています」と、今回の成果を話す野村准教授は、世界に先駆けて無機材料膜を用いたアルコールや酢酸の脱水技術を開発している。従来の有機材料より優れた耐熱性と耐酸性を生かして、実プラントに無機分離膜装置を導入するなどして、実用化を目指していく。