工学部電子工学科の加納慎一郎准教授は、株式会社ジェイアイエヌとの共同研究により、世界で初めて三点式眼電位センサー※をメガネに搭載し、「眠気」「疲れ」を可視化することができる「JINS MEME(ジンズ・ミーム)の開発に携わった。

新開発のJINS MEME(ジンズ・ミーム)
新開発のJINS MEME(ジンズ・ミーム)

眼は常に脳と連動している。脳の活動計測など生体信号計測を専門とする加納准教授は、この眼の動きを計測し、継続的にとらえることで、人間の心の動きや眠気、疲れを察知することができる技術を研究。その技術を用いて鼻パッドと眉間部分に仕込んだセンサーを開発し、8方向の視線移動とまばたきのリアルタイム検出を実現した。これを用いて、眠気が増した自動車運転中のドライバーの目の特有な動きをとらえ、その兆候を事前に察知し、アラートする機能の構築を目指している。

また、このメガネは、加速度・角速度センサーにより頭部の微細な動きをキャッチし、ランニングや歩行中の身体の傾きやブレもリアルタイムに把握することができるためフィットネスなどにも使用でき、さまざまな展開が期待される。2015年春に販売開始予定。
今回の成果は、加納准教授が東北工業大学在籍時からの4年越しでの実現となった。

※眼電位センシング技術…人の眼球は、角膜側が正の、網膜側が負の電荷を帯びており、その電位差を眼電位という。「眼電位センシング技術」は眼球運動にともなう眼の周りの電位差を検出する技術のこと
 

鼻パッドと眉間部分に仕込んだ3点式眼電位センサー
鼻パッドと眉間部分に仕込んだ3点式眼電位センサー

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