情報通信網研究室
- 工学部 : 情報通信工学科
- 准教授 : 宮田 純子
- 所属学会 : 電子情報通信学会/米国電気電子学会(IEEE)
人の協力行動をうながす情報ネットワーク制御とは?
従来のシステムは、好きなアプリケーションを好きなタイミングで利用する「利己的」な人が利用することを前提に設計されています。でも、現実の世界では、たとえば混んでいるとわかっているのであれば、状況や周囲に影響されて自分の行動を変えることがありますよね? 研究室では、このような現実社会における人の「利他的」な行動に着目し,人とシステム制御側が協調的に動作する方式の実現をめざしています。
社会のために
地震などの災害時に、有限であるネットワーク資源に対して、救急などの緊急通信だけでなく、安否確認などの通信も効率的に利用可能とするシステムへの適用が検討されています。
研究テーマ
●利他的行動を考慮した通信品質制御の研究
●ユーザの限定合理性を考慮した通信ネットワーク方式の提案
研究室クローズアップ
さまざまな疑問や悩みに安易な解答を与えるのではなく、思考の過程や方法論を教え、その過程を通じて卒業後にも大切な力となる「自分で物事を考える力」を備えた学生を育てたいと思っております。